手根管症候群とは、手関節の掌側にある手根管の内圧が上昇して、正中神経が圧迫されるものを言います。
原因は、リウマチや糖尿病など様々ですが、特に多いのは、手の使い過ぎによるものです。
主な症状としては、人差し指と中指を中心に痺れ始めて、最終的には親指から薬指の半分まで痺れが広がります。
長期間放っておくと、親指を動かす為の筋肉が萎縮してしまう恐れがあるため、痺れなどの症状が出ている方は早めに治療を開始した方が良いです。
エコー画像では、正中神経の腫脹が確認できます。
(この症例の方は、健側の正中神経も少し腫れています。)