関節に水が溜まる原因は、捻挫などの外傷や関節の変形、関節リウマチなど様々です。
関節には元々少量の関節液がありますが、炎症などを機に増大します。
関節液の成分はヒアルロン酸が大部分を占めていて、関節の動きを良くしたり、関節軟骨に栄養を与える役割があります。
つまり、関節水腫は膝の状態を良くする為の材料になるので、水は抜かない方が早く治ります。
エコーでは、水腫の大きさの変化を確認する事ができます。
この症例では、些細な捻挫が原因で膝関節の水腫が増えました。
画像の右側が膝の痛みで来院された時の画像で、左側が他の部位の痛みで来院された時に撮らせていただいた画像です。
水腫が減少している様子が明確に判ります。