単純性股関節は小学生低学年の子供に発症しやすい股関節の炎症です。
原因はハッキリしていませんが、新しいスポーツを始めて間もない頃や、長期休暇明けで急激に運動強度が高まった時に発症しやすい傾向にあります。
また、ウイルスの感染も影響している可能性があるとも言われています。
症状は患部の痛みと股関節の可動域制限で、患部を庇うように足を引きずったり、歩くのを嫌がったりするのが特徴です。
エコー画像では、股関節の炎症による水腫が溜まっている事が確認できます。
(溜まった水は勝手に吸収されていくので、抜く必要はありません)
治療は、股関節の水が減少していく様子をエコーで確認しながら1週間程運動を一旦中止し、施術で股関節の可動域を広げていきます。
日常生活での症状が改善され次第、徐々に運動を再開して復帰していただきます。
4枚目の画像では、股関節の水腫が明確に小さくなっていく様子をまとめています。